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要望事項④子育て世帯が抱える生活不安や生活困窮世帯への継続的な支援

Q5-1.コロナの影響により現在家庭内で生活面の不安を感じていますか?

この問いに対し、29.5%がとても不安に感じる、42%がやや不安に感じるという結果でした。

 

家族が新型コロナウィルスに感染した場合の不安に続き、収入減・雇用に関して不安を感じている方が多いということがわかりました。

自粛で自宅にいる時間が増え水道代や光熱費が増えたり、世帯主の収入が休業要請で激減したりパートが解雇になった方など。

新型コロナウィルスの影響で経済的に何らかの不安を抱えている方は半数以上となりました。

 

以下、市に提出しました要望事項の本文になります。

 

 今回のアンケート結果では、新型コロナウィルス感染症により、回答者の約半数が 「今後の収入源や雇用への不安」を感じており、約 10%が「収入減により、すでに生 活が困窮している」状態にあることが明らかになりました。収入減には至っていない家庭でも、休校園措置によって子どもの在宅時間が長くなり、出費が家計を圧迫して います。コロナウィルスの影響は長期間に及ぶ可能性があり、既に支給が決定している給付金の速やかな支給にご尽力いただくほか、子育て世帯の生活を支えるための支 援の充実化を求めます。

 たとえば家庭状況により十分な食事を摂取できない児童・生徒に対する支援です。 家庭状況により補食が必要な児童・生徒数はどの程度把握できているでしょうか?また、その子どもたちへの支援は十分に行き届いているでしょうか?現在、丹波篠山市 には、3つのこども食堂が存在していますが、いずれも感染予防対策のため閉鎖して います。一方、隣接する丹波市では、こども食堂が、活動を休止せずに、子どもだけ で留守番をしている世帯や食事の準備が大変な家庭に対して、低額のお弁当を支給す る活動(丹波どんぐり食堂)、三田市では、飲食店が子ども向けに安全安心な栄養豊 富なお弁当を低額販売する活動が始まっています。丹波篠山市内においても、折鶴と 交換で子どもたちにパンを提供する活動(「折鶴ひとつパンの日」小麦工房麦の穂)、 屋外でフィジカルディスタンスをとって、テーブルごとに無料で食事を提供する活動 (「あおぞらこども食堂」(里地里山問題研究所))が実施されていますが、これらは ボランティア活動として実施されており、継続性を担保する資金的な裏づけがありま せん。そこで、感染予防に留意しながら、市内に存在する子ども食堂によるテイクア ウト商品の提供などで活動を再開する可能性、すでに実施されている市民活動の継 続・拡充に向けた支援策を検討していただくことをお願いします。こども食堂や宅食サービスの促進は、子どもの見守り、食事の団らん、子育て中の母親のサポート、世代間交流などにつながり、新型コロナウィルス対策で分断化されてきた親子同士のつ ながり・交流の場の再生にもつながります。